ゆきにゃんのキン肉マン2世・アニメ感想情報です。
アニメの2世は原作の2世よりも出来がよいと思っているゆきです。
3月13日放送のキン肉マン2世は「サンシャインの罠!」でした。
キッドが自分のところをほったらかしにしてたせいで、大阪が悪行超人に襲撃されて、さぁ大変。
キッドも「ガッデム!」とか言っちゃってます。
そして、映像に映し出されたかつての悪魔六騎士の1人、サンシャインについてミートが解説します。
ここで回想シーンとして初代の戦いが映されるのですが、ジェロニモの髪の毛が緑だったり、グレートのマスクが黒で体が赤だったりと、色設定が無茶苦茶で、ちょっと萎えます。
さらに、若い頃のサンシャインの顔が妙に細く、なんとなくジャイアント馬場みたいで違和感ですが、冷凍付けになっていたミートの回想なのでいい加減なのでしょう、多分。
悪魔超人としての経験をもとに、コーチとして若手悪魔超人を育てているというサンシャイン。
そして、大阪を支配したという2人の悪魔超人「ナイトメアズ」。
そんな中、リングでダウンしていた役立たず新世代超人のバーバリアンが起きあがり、「何がナイトメアズだ!」と叫び、ナイトメアズの1人にカミカゼのごとく特攻。
しかし、見事に返り討ちにあい、ナイトメアズはしっぽのような腕でバーバリアンを巻きつけて投げ飛ばします。
勢いよく投げ飛ばされたバーバリアンは、そのまま大阪城に激突。
そして、大阪城は見事落城。
そういえば、初代でも大阪城は、天守閣を開閉式にされたり、飛車角の迷宮というわけのわからない迷路を作られたりと、好き勝手に改造されちゃってました。
改造の張本人のフェニックスは、一体どうやって文化遺産にこんな改造を施したのか疑問でなりませんが、そこは溢れる知性でなんとかしたのでしょう。
また、他にも名古屋城と姫路城が空を飛んで合体したりと、どうやら超人は文化遺産をめちゃくちゃにするのがお好きなようです。
大阪城を落城させた超人は、腕が恐竜の頭の「レックスキング」でした。
レックスキングは、驚異的なパワーで鉄骨を切断し、新世代超人に挑戦状をたたきつけます。
「明日の正午までに大阪に来い!」
ちなみにこのシーン、原作だとバーバリアンを真っ二つに裂くという惨殺シーンなのですが、さすがに規制がかかって変更されたようです。
かといって、大阪城を落城させるのはどうかと思うのですが。
自分の防衛地をほったらかしにしていた責任感を感じたキッドは、急いで大阪に向かって走り出します。
「俺の韋駄天を持ってすれば、今夜中に大阪につく!」
一体、この人は何キロで走っているのでしょうか?
まぁ、キッドの父・テリーマンは月まで飛んでいったり、テキサスから熊本まで数時間(?)で走ったりしていたので、超人としては遅いのかもしれません。
それ以前に設定がいい加減なだけなのでしょうが。
必死で走るキッドを尻目に、鹿は新幹線で大阪へ。
そして、万太郎とミートは新幹線の最後尾につかまって大阪へ。
どうみても犯罪です。
大阪についた万太郎は、ミートと一緒に観光三昧。
ナイトメアズの攻撃により壊滅といっていた大阪ですが、街は平和そのもの。
というか、大阪城が落城しても全く動じない大阪人もどうかと思うのですが。
そして、串カツの匂いにつられて、万太郎とミートは串カツ屋へ。
ソースをつけて幸せそうに串カツを食べる万太郎とミート。
「カツもおいしいけど、このソースが最高!」
やたらとおいしそうに描かれる串カツを見て、「明日の昼は串カツにしよう」と思ったのはゆきだけではないはずです。
「もっとたっぷりつけちゃおうっと」とソースを二度付けしようとする万太郎。
しかし、他の客に「やめな!ソースの二度漬けは禁止だぜ」と注意されます。
「そいつはみんなで使うソースだ。一度口にしたカツをつけちゃ、汚いだろう」
万太郎にそう注意したのは、なんとサンシャイン。
サンシャインだと気付いて構える万太郎に、「あわてるな。弟子の2人はいないから大丈夫だ。ワシは飯を食いに来ただけだ」と返します。
相手は悪魔超人だから信用してはいけないというミートですが、サンシャインは落ちついて語ります。
「ワシはもう歳だ。
50年以上の超人レスラー生活で目をやられ、技を出すたびに強く食いしばるため、歯もボロボロだ。
今は敵でも味方でもない。
腕だってスープレックスの打ちすぎで曲がってしまったし…
何よりも体力は衰え、体重は全盛期の半分になってしまった…
この痩せ衰えた体で何が出来る…?」
そういって、やせ衰えた体を見せます。
砂なのになぜやせるのかとも思いますが。
「おまえたちもワシも明日の昼間では停戦中だ。
こっちに来て一緒に食べないか?」
優しげに微笑むサンシャインの誘いを受け、ミート、万太郎、サンシャインの3人で一緒に食べるという珍しい風景が実現。
「熱いうちに食うレンコンは美味いぞ。」
美味しそうにレンコンを食べるサンシャイン。
これを見て、レンコンが食べたくなったゆきは単細胞すぎでしょうか。
「いつも血と汗とリングシューズの革の匂いが充満する場所でしか会ったことの無いワシらじゃ。
たまにはこういう普通の場所で、普通の話をするのもいいんじゃないか?」
今、サンシャインがいいこと言った!
万太郎も串カツを食べながら頷きます。
「カツばっか食ってちゃ、胸焼けして体に悪いぜ。」
そういって、小さく切られたキャベツをかじるサンシャイン。
「えー、キャベツぅ?」
「あんまり好きじゃないなぁ」
露骨に嫌がる2人に対し…
「合間、合間にこうしてキャベツを食べると、キャベツの成分が胸焼けを防いでくれる。」
と、丁寧に解説してくれます。
それを聞いて、ミートは納得し、いっしょにキャベツをかじります。
「確かに体によさそうですね~」
「キャベツ以外の野菜じゃ、その効果はないそうだ。
誰が最初に発見したのか知らないが、すげぇ知恵だよな。」
いつの間にかグルメ番組になってます。
それにしても、体が砂のサンシャインが普通に食事をするのはビックリです。
他の悪魔超人も普通に食事をしていたのでしょうか?
ジャンクマンがどうやって食事していたのか気になります。
牛などを、ジャンクして肉片にして食べていたのでしょうか?
そして、サンシャインは自分の過去を語り出します。
「今にして思えば、あの頃のワシは強さも超一級だった。」
人間に負けましたが。
もっとも、その人間は超人になったとたん弱くなるという変わった人でしたが。
「そして、悪魔超人の仲間たちもたくさんいた。
しかし、バッファローマン率いる七人の悪魔超人が、初代キン肉マンをはじめとする正義超人軍に倒されてから、我らの運命が大きく変わった。
続く、黄金のマスク争奪戦も、われわれ悪魔超人軍は正義超人たちに全滅させられた。」
過去を振り返るサンシャイン。
にしても、回想シーン、やっぱり色が変です。
悪魔将軍のマスクは、なぜかクリーム色(?)ですし、ザ・ニンジャの頭巾は黄緑ですし、奥のほうにピンク色の服を着てる誰だがわからない黄色い超人が転がってます。
まぁ、古い話ですし、サンシャインがボケてるということにしておきます。
というか、黄色い超人が一体何者なのか、気になって仕方ないです。
「この連敗で悪魔超人内に不協和音が起こり、まずバッファローマンが正義超人入りしてしまった。」
岩の陰からバッファローマンを切なそうに見るサンシャイン。
「そして、宇宙超人タッグトーナメントで初代キン肉マンとグレートのコンビにワシとアシュラマンが敗れ去り、とうとう魔界のプリンスとして恐れられた我が友、アシュラマンまでも正義超人のもとへ去っていった。」
雨の中、アシュラマンが袋を持ち、サンシャインのもとから走り去っていきます。
それを追いかけようとしたサンシャインはこけてしまいます。
これはもうどう見たって失恋シーンです。
最愛の友、アシュラマンに振られて失望するサンシャイン。
ちなみに、アシュラマンは冷血面がありませんでした。
影が薄いので忘れられたのでしょうか?
このシーン、原作の話の流れから考えると、どう考えてもおかしく、アシュラマンが正義超人になったときサンシャインは死んでいたんじゃないかとか、アシュラマンを正義に目覚めさせたのはサンシャインなんじゃないかとよく言われています。
ですが、サンシャインはきっと、正義に目覚めた途端、バッファローマンとモンゴルマンに見捨てられるわ、ネプチューンマンに殺されるわで散々だったので、きっと人間不信に陥ったのでしょう。
その後、王位編の途中で超人墓場から脱走して、最愛の友アシュラマンの元に駆けつけるも、アシュラマンはとっくに正義超人になっていたと。
で、いまさら悪魔超人がどうこういうサンシャインを相手にせず、走り去っていったのではないのでしょうか。
人間不信になって、アシュラマンにも振られたサンシャインは生きる気力を無くし、そこを超人ハンターのオメガマンに狩られて超人墓場に逆戻りさせられたのでしょう。
こうしてみると、サンシャインは作中で一番不幸な超人かもしれません。
テリーマンより強い人間(スグル談)に負けましたし。
「そのとき、ワシは思った。
去りたいやつは去れ!
ワシは1人になっても悪魔超人の灯は守ってみせるとな!」
語り終えて涙を流すサンシャイン。
悪魔超人側から見ると、思わず貰い泣きしてしちゃいそうな悲劇の物語です。
そして、デーモンプラントを新生悪魔超人とするため、万太郎を倒す必要はあるのだといいます。
全世界に放送される明日の試合で、新生悪魔超人の強さと偉大さを知らしめるというサンシャインに、「おまえはやっぱり恐ろしい悪魔だ!」と言い返すミート。
そして、サンシャインは高笑いしながら砂になって去っていきます。
……ゲーッ、食い逃げだーッ!!
万太郎もいつの間にか姿を消していて、きっとミートは1人でお代を払わされたのでしょう、南無。
その後、万太郎は、1人で街を歩き、大阪名物がぜんぶそろっている店で耳が痛くなるような歌を歌いながら、食べまくります。
代金は31500円。
財布を忘れたので明日持ってくるから、と食い逃げしようとする万太郎。
店の人は許さず、警察につきだそうとしますが、万太郎は「ボクちゃん、王子さまなんだからぁ」という、頭がやられているとしか思えないような言い訳をします。
それにしても、食い逃げをしようとして警察につきだされそうになる正義超人…マヌケすぎです、うぐぅ。
そんなピンチの万太郎に「ワシが払ったるでぇ!」という救いの声が。
救ってくれたのは、なんとサンシャイン。
「ただでは帰さへんでぇ!!
助けたかわりに、言うこと聞いてもらうでぇ!」
万太郎をつかまえ、関西弁で話すサンシャイン。
もう、サンシャインにハァハァしちゃいそうなくらいにステキです。
「なぁに、簡単なことをやってもらうだけじゃよ。
フォーッフォッフォッフォッフォ!!」
謎を残し、今回もサンシャイン高笑いで終了。
今回は、名シーンと名高く、ちゆちゃんも取り上げていたサンシャインの串カツシーンがとうとう放映されました。
期待していたシーンですが、非常に良い出来で、年老いたサンシャインの魅力がいかんなく発揮され、大満足でした。
原作にはないオリジナルのシーンで、ラストの関西弁で話す場面も良かったです。
また、作中でよく出てくるカルビ丼よりよっぽどおいしそうに描かれていた串カツも印象的でした。
思わず、串カツ屋に行って、キャベツをかじりたくなっちゃいます。
これが見れただけで、2世のアニメを見ていてよかったと思いました。
ただ、残念なのは、過去の回想シーンの色が無茶苦茶だったことでしょうか。
ジェロニモの髪の毛が緑なのは一体なんだったのでしょう。
次回は、「魔のジュラシックハンド」。
キッドVSレックスキング戦です。
原作では流血の多い試合ですが、今のところまったく血を流していないアニメ2世ではどうなるのでしょうか。
ネカマアイドルゆきは、キン肉マン2世を応援しています☆